メンゼンツモ(門前清自摸和)とは?条件・点数計算・複合役までわかりやすく解説
鳴いていない(門前)状態でツモ和了すると自動的に付く1翻役。立直・ピンフと並んで「メンゼン三種の神器」と呼ばれることもあり、和了に占める頻度が非常に高い基本役です。条件と複合パターン、点数への影響を解説します。
門前清自摸和(メンゼンツモ)とは
メンゼンツモは、門前(鳴きなし)の状態でツモ和了すると自動的に付く1翻役です。
「門前清」は鳴いていないことを、「自摸和」はツモ和了を意味し、合わせて「鳴かずにツモ和了する」役を表します。略して「ツモ」とだけ呼ばれることも多く、対局中の和了宣言も単に「ツモ!」で済ませます。詳しい役の一覧は麻雀の役一覧表をご覧ください。
成立条件
以下のすべてを満たす必要があります。
- 門前であること: ポン・チー・大明槓・加槓のいずれもしていない(暗槓は門前を保つので OK)
- ツモ和了であること: 自分のツモ番で引いた牌で和了
- 役なしの状態でも、メンゼンツモ自体が役なので和了が成立する
ロン和了では成立しません。同じテンパイ形でも、自分でツモった牌で和了するのか、他家の捨て牌で和了するのかで翻数が変わります。
ピンフとの複合と「20符固定」
メンゼンツモは ピンフ と複合すると、点数計算上の 「20符固定」 という特殊な扱いを受けます。
通常、ツモ和了は「ツモ符 +2符」が加算されますが、ピンフは符が増えないことが定義です。両者を満たすために、ピンフ+ツモは 基本符 20 符のまま、ツモ符を加算しない というルールで処理されます。
| 条件 | 符 |
|---|---|
| メンゼンツモ単独(ピンフなし) | 基本20符 + ツモ符2符 + 待ち/雀頭符 |
| ピンフ + メンゼンツモ | 20符固定 |
20符固定は点数計算で頻出するパターンなので、符計算の詳細 と合わせて押さえておくと得点表が楽に読めます。
立直+一発+ツモ=最低3翻
メンゼンツモの真価は、立直 + 一発 + ツモ の複合が成立しやすいことにあります。
立直宣言 → 次のツモで和了
これだけで:
- 立直: 1翻
- 一発: 1翻
- メンゼンツモ: 1翻
合計 3翻 が確定。さらにピンフが乗れば 4翻、ドラ・裏ドラが絡むと一気に満貫まで届きます。
| 役構成 | 翻数 | 子のツモ |
|---|---|---|
| 立直 + ツモ | 2翻 | 500/1000 (30符) |
| 立直 + 一発 + ツモ | 3翻 | 1000/2000 (30符) |
| 立直 + ピンフ + ツモ | 3翻 | 700/1300 (20符固定) |
| 立直 + 一発 + ピンフ + ツモ | 4翻 | 1300/2600 (20符固定) |
| 立直 + 一発 + ピンフ + ツモ + ドラ1 | 5翻(満貫) | 2000/4000 |
※ 30符の表示は最少符(暗刻なし・両面待ち・字牌雀頭なしの場合)の例。手の構成次第で 40符 (700/1300, 1300/2600) 等に上がります。
「リーチを打ったらできるだけ早くツモりたい」という心理は、この打点の伸びに支えられています。
鳴くと消える役
メンゼンツモは門前限定なので、1回でも鳴いた瞬間に成立しなくなります。
- ポン・チー・大明槓・加槓: 即座に門前でなくなり、メンゼンツモは付かない
- 暗槓: 門前を維持できるので、暗槓 + ツモでメンゼンツモは成立
門前 → 鳴く → ツモ和了
↑ ここでメンゼンツモが消える
副露して打点を補強するか、門前を維持して立直+ツモを狙うか、という二択は麻雀の基本戦略の入口です。詳しくは門前と鳴きの違いを参照してください。
ツモ番でしか発生しない
「ロン和了でもメンゼンツモ扱いになるか?」という質問はよくありますが、答えは No です。ロンは他家の捨て牌で和了する行為なので、自分でツモっていない以上「自摸和」の条件を満たしません。
門前ロンの場合、メンゼンツモの代わりとなる役はありません。よって、立直していない門前ロンは、他に役がなければ和了できないという罠があります。
門前テンパイ → 役なし → 立直なし → 他家の捨て牌でロン → 和了不成立 (役なし)
このため、門前で立直しないなら、何かしら別の役(タンヤオ・ピンフ・三色など)を確保しておく必要があります。
よく複合する役
排他的な役
メンゼンツモは門前限定なので、副露している手とは原理的に排他的です。鳴いている時点で「門前清」の条件を満たしません。
まとめ
- メンゼンツモは 門前のツモ和了 で自動的に付く1翻役
- ロン和了では成立しない(自摸和の意味を厳守)
- ピンフと複合すると 20符固定の特殊計算
- 立直 + 一発 + ツモの組み合わせは満貫の入り口
- 門前ロンで役なしになると和了できないので注意
「鳴くか鳴かないか」を考える際の判断材料としても重要な役です。立直・ピンフと並んで、麻雀の門前戦術を支える 1翻役と位置付けられます。
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