麻雀の役を翻数別にまとめた一覧です。まずは出現頻度の高い基本役から覚えて、徐々にレパートリーを広げていくのが上達の近道です。
翻数から探す: 1翻役 / 2翻役 / 3翻役 / 6翻役 / 役満
麻雀の役とは
麻雀でアガるには、手牌が「役」の条件を満たしている必要があります。役がなければどんなに手牌が揃ってもアガれません。
役にはそれぞれ「翻(ハン)」という点数の単位が設定されており、翻数が多いほど高得点になります。また、複数の役が同時に成立する場合は翻数が合算されます。
自分で組んで役を確認してみよう
「配牌」ボタンを押すとランダムな手牌でスタートできます。そこから不要牌をタップして外し、パレットで足りない牌を補って 14 枚にすると、成立している役と翻数が表示されます。
下のパレットから牌をタップして手牌を組みましょう
0 / 14 枚
1翻役
最も基本的な役です。初心者はまずここから覚えましょう。
| 役名 | 翻 | 条件 | 例 |
|---|---|---|---|
| 立直(リーチ) | 1 | テンパイ時に宣言 | |
| 一発(イッパツ) | 1 | リーチ後1巡以内にアガり | |
| 門前清自摸和(ツモ) | 1 | 門前でツモアガり | |
| 断么九(タンヤオ) | 1 | 2〜8の数牌のみ | |
| 平和(ピンフ) | 1 | 順子のみ+両面待ち | |
| 一盃口(イーペーコー) | 1 | 同じ順子が2組 | |
| 役牌 | 1 | 白・發・中・場風・自風の刻子 | |
| 海底摸月(ハイテイ) | 1 | 最後のツモ牌でアガり | |
| 河底撈魚(ホウテイ) | 1 | 最後の捨て牌でアガり | |
| 嶺上開花(リンシャン) | 1 | カン直後の嶺上牌でツモアガり |
立直(リーチ)
門前でテンパイした時に「リーチ」と宣言し、1,000点棒を場に出す役です。宣言後は手牌を変更できませんが、一発や裏ドラといったボーナスのチャンスが生まれます。最も使用頻度の高い役で、麻雀の基本戦術の一つです。
詳しくは立直(リーチ)完全ガイドをご覧ください。
一発(イッパツ)
立直宣言から1巡以内(自分の次のツモまで)に和了すると追加で付く1翻役です。誰かが鳴きを入れた瞬間に消滅するという独特の挙動を持ち、立直の打点を底上げするボーナス的な役として機能します。
詳しくは一発(イッパツ)の条件と消滅ルールをご覧ください。
門前清自摸和(メンゼンツモ)
鳴いていない(門前)状態でツモ和了すると自動的に付く1翻役です。ロン和了では成立しません。ピンフとの複合では「20符固定」の特殊計算となり、立直+一発+ツモは満貫帯への入り口になります。
詳しくはメンゼンツモ(門前清自摸和)の条件と複合役をご覧ください。
断么九(タンヤオ)
2〜8の数牌(中張牌)のみで手牌を構成する役です。1・9・字牌を1枚も使わないのが条件です。鳴いても成立するため、初心者が最も作りやすい役の一つです。
詳しくは断么九(タンヤオ)の作り方をご覧ください。
平和(ピンフ)
すべてのメンツが順子で、両面待ち、かつ雀頭が役牌でない場合に成立します。条件が細かいですが、出現頻度が高く他の役と複合しやすい重要な役です。
詳しくは平和(ピンフ)の条件と作り方をご覧ください。
一盃口(イーペーコー)
同じ種類で同じ並びの順子を 2 組揃えると成立する 1 翻役です。門前限定で、ピンフと組み合わせやすい点が魅力。二盃口とは排他関係(同種同順 2 組が 2 セットあれば二盃口扱いになる)。
詳しくは一盃口(イーペーコー)の作り方をご覧ください。
海底摸月・河底撈魚(ハイテイ・ホウテイ)
その局の最後のツモ牌で和了するハイテイ、最後の捨て牌でロン和了するホウテイ、それぞれ 1 翻の偶然役です。狙って作るものではありませんが、終盤の捲り合戦で 1 翻の差が順位を分けることがあります。
詳しくは海底摸月・河底撈魚(ハイテイ・ホウテイ)の解説をご覧ください。
嶺上開花(リンシャンカイホウ)
カン宣言後にツモる嶺上牌で和了すると成立する 1 翻役です。槓ドラを巻き込んで打点が跳ねる「ご褒美」的な役で、暗槓限定で立直やメンゼンツモとの複合も可能。
詳しくは嶺上開花(リンシャンカイホウ)の条件と戦術をご覧ください。
2翻役
| 役名 | 翻 | 条件 | 例 |
|---|---|---|---|
| ダブル立直(ダブリー) | 2 | 配牌後1巡目の立直宣言(鳴き介入なし) | |
| 七対子(チートイツ) | 2 | 7種の対子(ペア) | |
| 対々和(トイトイ) | 2 | 刻子のみで4メンツ | |
| 三暗刻(サンアンコー) | 2 | 暗刻が3組 | |
| 三槓子(サンカンツ) | 2 | 槓子が3組(暗槓・明槓問わず) | |
| 三色同刻(サンショクドウコウ) | 2 | 3種の数牌で同じ数字の刻子 | |
| 小三元(ショウサンゲン) | 2 | 三元牌2種が刻子、1種が雀頭 | |
| 混老頭(ホンロウトウ) | 2 | 1・9・字牌のみで構成 | |
| 三色同順(サンショク) | 2/1 | 3種の数牌で同じ並びの順子 | |
| 一気通貫(イッツー) | 2/1 | 同じ種類で1-2-3、4-5-6、7-8-9 | |
| 混全帯么九(チャンタ) | 2/1 | 全メンツと雀頭に1・9・字牌を含む |
小三元に注意
小三元は2翻ですが、三元牌2種の刻子がそれぞれ役牌として1翻ずつ加算されるため、実質的には最低4翻になります。
ダブル立直(ダブリー)
配牌後の1巡目で立直宣言すると成立する 2 翻役です。誰かが鳴くと不成立になり、通常立直として処理されます。一発・裏ドラと組み合わさると一気に満貫〜倍満まで届く爆発力があります(本サイトの対局エンジンでは現在未実装)。
詳しくはダブル立直(ダブルリーチ)の条件と複合役をご覧ください。
三暗刻(サンアンコー)
暗刻 3 組で成立する 2 翻役です。鳴いても成立しますが、「ロン和了で完成した刻子は明刻扱い」という落とし穴があり、シャンポン待ちのロンでは三暗刻不成立になることがあります。対々和との複合で打点が伸びます。
詳しくは三暗刻(サンアンコー)の条件と注意点をご覧ください。
三槓子(サンカンツ)
カンを 3 組成立させた状態で和了すると成立する 2 翻役です。暗槓・大明槓・加槓を問わず、種類は混在しても OK。出現頻度は約 0.05% と四暗刻と同等のレア役で、対々和や三暗刻と複合してドラ大量加算で跳満〜倍満になりやすいのが特徴。あと 1 カンで四槓子(役満)に発展する局面もあります。
詳しくは三槓子(サンカンツ)の条件と狙い方をご覧ください。
三色同刻(サンショクドウコウ)
萬子・筒子・索子の 3 スーツで同じ数字の刻子を揃えると成立する 2 翻役です。鳴いても 2 翻のまま下がりませんが、出現頻度は約 0.05% と最低水準で、自然成立を待つレア役です。三色同順(順子バージョン)との混同に注意。
詳しくは三色同刻(サンショクドウコウ)の条件と狙い方をご覧ください。
小三元(ショウサンゲン)
三元牌(白・發・中)のうち 2 種を刻子、1 種を雀頭にすると成立する 2 翻役です。役牌 2 翻が必ず乗るので実質 4 翻以上が確定。鳴きでも成立し、大三元(役満)への含みも持つ高打点ルートです。
詳しくは小三元(ショウサンゲン)の条件と複合役をご覧ください。
混老頭(ホンロウトウ)
1・9 の数牌と字牌だけで手を構成する 2 翻役です。順子が作れない構造のため、対々和または七対子との複合が前提。字牌中心の鳴き麻雀で頻出する高打点ルートで、字一色や清老頭への含みもあります。
詳しくは混老頭(ホンロウトウ)の条件と作り方をご覧ください。
3翻役
| 役名 | 翻 | 条件 | 例 |
|---|---|---|---|
| 二盃口(リャンペーコー) | 3 | 同じ順子が2組×2セット | |
| 混一色(ホンイツ) | 3/2 | 1種の数牌+字牌のみ | |
| 純全帯么九(ジュンチャン) | 3/2 | 全メンツと雀頭に1・9牌を含む |
混一色(ホンイツ)
1種類の数牌と字牌だけで手牌を構成する「染め手」です。鳴いても2翻あり、比較的狙いやすい高打点の役です。
詳しくは混一色・清一色(染め手)の狙い方をご覧ください。
二盃口(リャンペーコー)
同種同順の順子ペアを 2 セット揃えると成立する 3 翻役(門前限定)。形が決まると美しい高打点役ですが、出現頻度は非常に低く、配牌の偏りに気づいて対応する役です。七対子とは排他関係。
詳しくは二盃口(リャンペーコー)の条件と作り方をご覧ください。
6翻役
| 役名 | 翻 | 条件 | 例 |
|---|---|---|---|
| 清一色(チンイツ) | 6/5 | 1種の数牌のみで構成 |
清一色は鳴いても5翻あるため、満貫が確定します。多面待ちになりやすく、アガり牌を見逃しやすい点に注意が必要です。
役満(13翻相当)
最高難度の役です。成立すれば子で32,000点、親で48,000点が確定します。
| 役名 | 条件 | 例 |
|---|---|---|
| 国士無双 | 13種の么九牌を1枚ずつ+いずれか1枚 | |
| 四暗刻 | 暗刻が4組 | |
| 大三元 | 白・發・中すべて刻子 | |
| 字一色 | 字牌のみで構成 | |
| 清老頭 | 1と9の数牌のみで構成 | |
| 緑一色 | 2索・3索・4索・6索・8索・發のみ | |
| 大四喜 | 東南西北すべて刻子(ダブル役満) | |
| 小四喜 | 風牌3種が刻子、1種が雀頭 | |
| 九蓮宝燈 | 清一色の数牌で1112345678999+任意1枚 | |
| 天和 | 親が配牌(14枚)の時点で和了形が完成 | (偶然役) |
| 地和 | 子が第一ツモで和了(鳴き介入なし) | (偶然役) |
| 四槓子 | カン4組を揃える |
各役満の詳細は麻雀の役満一覧をご覧ください。
小四喜(ショウスーシー)
風牌(東南西北)のうち 3 種を刻子、1 種を雀頭にすると成立する役満です。4 種すべてを刻子にすると大四喜に昇格(多くのルールでダブル役満)。鳴いても成立し、字一色との複合でダブル役満になります。
詳しくは小四喜(ショウスーシー)の条件と作り方をご覧ください。
四槓子(スーカンツ)
カンを 4 組成立させると役満。暗槓・大明槓・加槓を問わず、種類は混在しても OK。出現頻度は役満中もっとも低く、暗槓 4 組なら四暗刻と複合してダブル役満となる超レア役です。
詳しくは四槓子(スーカンツ)の条件と注意点をご覧ください。
九蓮宝燈(チューレンポウトウ)
同種数牌で「1-1-1-2-3-4-5-6-7-8-9-9-9 + 任意の 1 枚」を揃えると成立する役満。九面待ちのテンパイ形からの和了は純正九蓮宝燈となり、多くのルールでダブル役満です。麻雀でもっとも美しい役満として知られます。
詳しくは九蓮宝燈(チューレンポウトウ)の条件と純正版をご覧ください。
天和・地和(テンホウ・チーホウ)
親の配牌時点で和了する天和、子が第一ツモで和了する地和。完全に運の役で、戦術的に狙うことは不可能ですが、麻雀の歴史と神秘性を象徴する役満です。
詳しくは天和・地和(テンホウ・チーホウ)の解説をご覧ください。
ドラ
ドラは役ではありませんが、持っているだけで翻数が加算されるボーナス牌です。
| 種類 | 条件 | 翻数 |
|---|---|---|
| ドラ | ドラ表示牌の次の牌 | 1枚につき1翻 |
| 裏ドラ | リーチしてアガった場合のみ有効 | 1枚につき1翻 |
ドラだけではアガれません。必ず何かの役が必要です。
詳しくはドラ・裏ドラの仕組みをご覧ください。
門前(メンゼン)と副露(フーロ)
役には「門前限定」のものと「副露(鳴き)でも成立する」ものがあります。
門前限定の役
立直、一発、門前清自摸和、平和、一盃口、二盃口、七対子
これらの役は鳴くと成立しません。
副露すると翻数が下がる役
三色同順、一気通貫、混全帯么九、純全帯么九、混一色、清一色
これらの役は鳴いても成立しますが、翻数が1つ下がります。
副露しても翻数が変わらない役
断么九、役牌、対々和、三暗刻、三槓子、三色同刻、小三元、混老頭、海底摸月、河底撈魚
よくある役の組み合わせ
実戦で頻繁に出現する役の複合パターンです。
高頻度の組み合わせ
| 組み合わせ | 翻数 | 特徴 |
|---|---|---|
| 立直 + 平和 | 2翻 | 門前で順子中心の手。最も基本的な組み合わせ |
| 立直 + 平和 + 一盃口 | 3翻 | 上記に同じ順子2組が加わった形 |
| 立直 + 断么九 | 2翻 | 中張牌のみで門前テンパイ |
| 立直 + 平和 + 断么九 | 3翻 | 2〜8の順子のみで構成。非常に出やすい |
| 断么九 + 役牌以外の鳴き手 | - | 断么九は鳴いても成立するが、他に役がないとアガれない |
高打点の組み合わせ
| 組み合わせ | 翻数 | 特徴 |
|---|---|---|
| 混一色 + 役牌 | 4翻(門前)/ 3翻(副露) | 染め手の基本。鳴いても高打点 |
| 対々和 + 三暗刻 | 4翻 | 刻子4つのうち3つが暗刻 |
| 立直 + 一発 + ツモ | 3翻 | リーチ後1巡以内のツモアガり |
初心者が覚える順番
すべての役を一度に覚える必要はありません。以下の順番がおすすめです。
まず覚える5つ
- 立直 — 門前テンパイで宣言するだけ。最も簡単で使用頻度が高い
- 断么九 — 2〜8だけ集めればOK。鳴いてもOK
- 役牌 — 白・發・中を3枚集める。鳴いてもOK。最速のアガり手段
- 平和 — 順子のみの基本形。出現頻度が高く、他の役と複合しやすい
- 一盃口 — 同じ順子を2つ作る。立直や平和と自然に複合する
次に覚える5つ
- 混一色 — 1種類の数牌+字牌で高打点。手の方向性を決める重要な役
- 対々和 — 刻子を集めるだけ。ポンを多用する
- 七対子 — ペアを7組。通常形とは全く異なるアプローチ
- 三色同順 — 3種の数牌で同じ並び。手牌を見る目が養われる
- 一気通貫 — 1-9を同じ種類で揃える。爽快感のある役
覚えなくてもいい役
海底摸月・河底撈魚は偶然の要素が大きく、狙って作る役ではありません。一発も立直のボーナスなので個別に覚える必要はありません。これらは自然に発生するため、存在を知っていれば十分です。
よくある質問
Q. 役は何個ありますか?
一般的なルールでは約40種類の役があります。ただし、ローカルルールを含めるとさらに多くの役が存在します。本記事では一般的に採用されている役のみを掲載しています。
Q. 鳴いたら使えない役はどれですか?
立直、一発、門前清自摸和、平和、一盃口、二盃口、七対子は門前限定です。これらは鳴くとそもそも成立しません。三色同順、一気通貫、混全帯么九、純全帯么九、混一色、清一色は鳴いても成立しますが翻数が下がります。
Q. 複数の役が同時に成立した場合は?
翻数が合算されます。例えば立直(1翻)+ 平和(1翻)+ 断么九(1翻)= 3翻です。ただし、役満が成立した場合は他の役は数えず、13翻(役満)として扱います。
Q. 役がないのにテンパイした場合は?
アガれません。これを「役なしテンパイ」と呼びます。リーチをかければ立直で1翻つくのでアガれますが、鳴いている場合はリーチできないため注意が必要です。鳴く前に「この手で役があるか」を確認する習慣をつけましょう。