麻雀の役満一覧 - 全8種の条件
役満とは
役満は麻雀における最高位の役です。非常に厳しい条件を満たした場合にのみ成立し、通常の翻数計算とは別に固定の点数が与えられます。
| 種類 | 子のロン | 子のツモ | 親のロン | 親のツモ |
|---|---|---|---|---|
| 役満 | 32,000 | 8,000/16,000 | 48,000 | 16,000オール |
| ダブル役満 | 64,000 | 16,000/32,000 | 96,000 | 32,000オール |
一般的なルールでは8種類の役満が採用されています。ダブル役満を認めるルールもありますが、ここでは通常の役満を中心に解説します。
役満一覧
1. 国士無双(コクシムソウ)
13種の么九牌を1枚ずつ + うち1種を2枚集める役満。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 条件 | 13種の么九牌すべて + 1種の対子 |
| 鳴き | 不可(門前限定) |
| 出現確率 | 約0.04% |
必要な牌: 一萬、九萬、一筒、九筒、一索、九索、東、南、西、北、白、發、中
2. 四暗刻(スーアンコー)
4つのメンツすべてが暗刻(自力で集めた刻子)の役満。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 条件 | 4組すべてが暗刻 + 雀頭 |
| 鳴き | 不可(暗刻が条件なのでポンできない) |
| 出現確率 | 約0.05% |
ロンの場合、最後の牌がロンで完成した刻子は「明刻」扱いになるため、シャボ待ちのロンでは四暗刻にならず三暗刻+対々和になります。ツモか単騎待ちのロンで四暗刻が成立します。
3. 大三元(ダイサンゲン)
三元牌(白・發・中)すべての刻子を揃える役満。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 条件 | 白白白 + 發發發 + 中中中 + 残り1メンツ + 雀頭 |
| 鳴き | 可能(ポンで三元牌を集めてもOK) |
| 出現確率 | 約0.04% |
鳴いて作れるため、役満の中では比較的完成しやすい部類です。
4. 字一色(ツーイーソー)
手牌すべてが字牌で構成される役満。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 条件 | 手牌すべてが字牌のみ |
| 鳴き | 可能 |
| 出現確率 | 約0.01% |
字牌は7種(東南西北白發中)しかないため、使える牌が非常に限られます。4メンツ+雀頭の形か、七対子の形で成立します。
5. 清老頭(チンロウトウ)
手牌すべてが1と9の数牌のみで構成される役満。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 条件 | 手牌すべてが1と9の数牌のみ |
| 鳴き | 可能 |
| 出現確率 | 約0.003% |
1と9は各スーツ2種 × 3スーツ = 6種しかないため、極めて成立が難しい役満です。
6. 緑一色(リューイーソー)
手牌すべてが「緑色の牌」のみで構成される役満。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 条件 | 二索、三索、四索、六索、八索、發のみで構成 |
| 鳴き | 可能 |
| 出現確率 | 約0.01% |
使える牌が6種類に限定される珍しい役満。發がなくても成立するルールが一般的です。
7. 大四喜(ダイスーシー)
風牌(東南西北)すべての刻子を揃える役満。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 条件 | 東東東 + 南南南 + 西西西 + 北北北 + 雀頭 |
| 鳴き | 可能 |
| 出現確率 | 約0.003% |
大四喜はダブル役満として扱うルールもあります。関連する小四喜(風牌3つの刻子 + 1つの雀頭)は役満です。
8. 小四喜(ショウスーシー)
風牌の刻子3組 + 風牌の雀頭で成立する役満。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 条件 | 風牌3つの刻子 + 風牌1つの雀頭 + 1メンツ |
| 鳴き | 可能 |
| 出現確率 | 約0.01% |
大四喜より条件が緩く、1メンツは数牌の順子や刻子でOKです。
役満の条件一覧表
| 役満 | 使う牌 | 鳴き | 出現率 | 難易度 |
|---|---|---|---|---|
| 国士無双 | 么九牌13種 | 不可 | 約0.04% | ★★★ |
| 四暗刻 | 制限なし | 不可 | 約0.05% | ★★★ |
| 大三元 | 三元牌必須 | 可能 | 約0.04% | ★★☆ |
| 字一色 | 字牌のみ | 可能 | 約0.01% | ★★★★ |
| 清老頭 | 1・9のみ | 可能 | 約0.003% | ★★★★★ |
| 緑一色 | 緑牌のみ | 可能 | 約0.01% | ★★★★ |
| 大四喜 | 風牌4種必須 | 可能 | 約0.003% | ★★★★★ |
| 小四喜 | 風牌4種必須 | 可能 | 約0.01% | ★★★★ |
役満を狙うタイミング
配牌で判断する
役満は配牌の段階で「狙えるかどうか」がほぼ決まります。
| 役満 | 狙うべき配牌 |
|---|---|
| 国士無双 | 么九牌が9種以上 |
| 四暗刻 | 暗刻が2組 + 対子が2〜3組 |
| 大三元 | 三元牌の対子2組以上 |
| 字一色 | 字牌が8枚以上 |
| 清老頭 | 1・9の対子や暗刻が多い |
| 緑一色 | 緑牌(2346s8s發)が8枚以上 |
| 大四喜/小四喜 | 風牌の対子3組以上 |
早めの見切りが大切
役満は成立する確率が非常に低いため、中盤までに「これは無理だ」と判断したら、通常の手に切り替えることが重要です。役満に固執して何も上がれないよりも、2〜3翻の手でもアガる方が長期的な成績は良くなります。
目安として、8巡目までに2向聴以内にならなければ見切るのが一般的です。
役満を狙う心構え
役満はめったに完成しない手です。狙う際は以下の心構えが大切です。
- 配牌が重要: 配牌の段階で可能性が見えなければ追わない
- 執着しない: 中盤で見切りをつけ、通常の手に切り替える柔軟さが必要
- 保険の手を考える: 役満が崩れても対々和や混一色で着地できるルートを確保する
役満に関する特殊ルール
ダブル役満
一部のルールでは、以下のケースでダブル役満(通常の2倍)を認めます。
- 大四喜(風牌4つの刻子すべて)
- 四暗刻単騎(四暗刻の単騎待ち)
- 国士無双十三面待ち(13種の牌すべてが待ち)
- 純正九蓮宝燈(1112345678999 + いずれか1枚)
ただし、一般的なルールではすべて通常の役満として扱うことが多いです。
役満の包(パオ)
大三元と大四喜には「包(パオ)」という特殊ルールがあります。大三元の場合、ある人が三元牌の2組目をポンした状態で3組目の三元牌を切ると、その切った人が「包」の責任を負います。
包が発生した場合:
- ツモアガり: 包の人が全額支払い
- ロンアガり: 包の人と放銃者で折半
よくある質問
役満は何回に1回出ますか?
統計的には約2,000〜3,000局に1回程度と言われています。1半荘が約8〜12局なので、200〜300半荘に1回見られる計算です。
複数の役満が重なることはありますか?
理論上はあります。例えば、字一色 + 大四喜は両方の条件を満たす手が存在します。ダブル役満を認めるルールでは2倍の点数になります。
役満を狙っていてダメだった場合はどうなりますか?
通常の手に切り替えましょう。例えば国士無双を狙っていて失敗しても、混老頭やチャンタ系の手に方針転換できることがあります。四暗刻が崩れても対々和 + 三暗刻(4翻)になることが多いです。
初心者でも役満を上がれますか?
可能です。特に国士無双は配牌に么九牌が多ければ狙いやすく、初心者でも成立させやすい役満です。大三元もポンを3回するだけなので、形としてはシンプルです。
まとめ
- 役満は麻雀最高位の役で、子32,000点・親48,000点
- 一般的なルールでは8種類の役満がある
- 最も出現頻度が高いのは四暗刻と国士無双
- 鳴いて作れる役満は大三元、字一色、清老頭、緑一色、大四喜、小四喜
- 配牌で狙えるかを判断し、中盤で見切りをつけることが重要
- 役満に固執しすぎず、通常手への切り替えも大切