麻雀の緑一色 - 条件と狙い方
緑一色とは
緑一色(リューイーソー)は、手牌すべてが「緑色の牌」で構成される役満です。牌の絵柄が緑色で描かれている牌のみを使うという、見た目に由来するユニークな役満です。
英語では「All Green」と呼ばれ、海外でも人気のある美しい役満です。
点数
| ロン | ツモ | |
|---|---|---|
| 子 | 32,000 | 8,000/16,000 |
| 親 | 48,000 | 16,000オール |
成立条件
使える牌(緑色の牌)
| 牌 | 種類 | 説明 |
|---|---|---|
| 二索(2s) | 数牌 | 竹の絵が緑色 |
| 三索(3s) | 数牌 | 竹の絵が緑色 |
| 四索(4s) | 数牌 | 竹の絵が緑色 |
| 六索(6s) | 数牌 | 竹の絵が緑色 |
| 八索(8s) | 数牌 | 竹の絵が緑色 |
| 發(6z) | 字牌 | 文字が緑色 |
6種 × 各4枚 = 合計24枚
基本条件
- 手牌すべてが上記6種の牌のみで構成されていること
- それ以外の牌を1枚も含まないこと
- 門前でも副露でも成立
緑一色のアガり形
二三四索(順子)+ 二三四索(順子)+ 六六索(雀頭)+ 八八八索 + 發發發
二二二索 + 四四四索 + 六六六索 + 八八八索 + 發發(雀頭)
順子が作れる
清老頭や字一色と異なり、緑一色は順子を作ることができます。二三四索(234s)が唯一の順子パターンです。
この順子の存在が、緑一色を他の希少な役満より少し作りやすくしています。
發の有無
發ありルール(一般的)
一般的なルールでは、發を含まなくても緑一色は成立します。索子の5種(2346s8s)のみで構成してもOKです。
發なしの緑一色
二三四索 + 二三四索 + 六六六索 + 八八八索 + 二二索(雀頭)
發を使わずに索子のみで構成した緑一色。成立します。
發必須ルール
一部のルールでは發を1枚以上含むことを条件とする場合があります。遊ぶ前にルールを確認しましょう。
狙うべき配牌
緑一色を意識する条件
| 配牌の緑牌枚数 | 判断 |
|---|---|
| 5枚以下 | 緑一色は諦める |
| 6枚 | 厳しい。通常手優先 |
| 7枚 | 他の手との天秤で検討 |
| 8枚以上 | 積極的に狙う |
| 234sの順子素材がある | さらに有望 |
具体例
緑牌が9枚の好配牌。一萬、五萬、七筒を切って緑牌に集中します。二三四索の順子素材もあり、非常に有望です。
狙い方のコツ
1. 234sの順子を活用する
緑一色で唯一の順子パターンである二三四索を積極的に活用しましょう。順子が使えることで、対々和形だけでなく柔軟な手作りが可能です。
二索三索のターツは四索待ちで緑一色の順子に発展します。
三索四索のターツは二索待ちで同様に順子に発展します。
2. ポンを活用する
六索、八索、發などは順子に使えない牌なので、対子があれば他家の切りでポンして刻子にしましょう。
3. 一索・五索・七索・九索に注意
索子の中でも一索、五索、七索、九索は緑一色に使えない牌です。索子だからといってすべて残すのではなく、これらは不要牌として切りましょう。
4. 清一色との天秤
索子が多い配牌では、緑一色と清一色(索子のみ)の両方を視野に入れましょう。緑一色が難しくなったら清一色に切り替えるルートがあります。
緑一色の構成パターン
順子中心の構成
234sの順子を2組使った構成。手の柔軟性が高く、テンパイしやすいです。
対々和形の構成
すべて刻子の構成。ポンを多用して作ります。
混合型の構成
順子と刻子を混ぜた構成。最も柔軟なパターンです。
緑一色の進行例
理想的な進行
序盤
緑牌が9枚の好配牌。一萬、五萬、七筒の3枚を切って緑牌に集中します。234sの順子素材と、66sの対子(雀頭候補)、88sの対子(刻子候補)があり非常に有望。
中盤(ポン後)
八索と發をポン。残りの手牌で234sの順子+二索四索六索の形を整えていきます。
テンパイ
234sの順子2組と66sの雀頭が完成すればテンパイ。または、別の刻子を作ってテンパイに持ち込みます。
緑一色独特の牌の使い分け
緑一色では6種の牌を効率よく使い分ける必要があります。
| 牌 | 主な使い方 |
|---|---|
| 二索 | 234sの順子素材。刻子や雀頭にも |
| 三索 | 234sの順子素材 |
| 四索 | 234sの順子素材。刻子にも |
| 六索 | 刻子または雀頭(順子に使えない) |
| 八索 | 刻子または雀頭(順子に使えない) |
| 發 | 刻子または雀頭(順子に使えない) |
六索、八索、發は順子に組み込めないため、刻子か雀頭にするしかありません。一方、二索三索四索は順子にも刻子にもなれる柔軟な牌です。
出現確率
緑一色の出現確率は全アガりの約0.01%で、字一色と同程度の珍しさです。
出やすい条件
- 索子が配牌に多い: 特に緑牌の割合が高い場合
- 發が早く2枚揃う: ポンの機会が生まれる
- 他家が索子をあまり使わない: 必要な牌が山に残りやすい
出にくい条件
- 他家も索子を集めている: 牌の取り合いになる
- 緑牌が場にたくさん見える: 山に残りが少ない
- 五索・七索が手牌に多い: 緑一色には使えない索子が邪魔
緑一色が崩れた時の保険
清一色(索子)
緑一色に使えない索子(1579s)も含めた清一色。6翻(門前)で跳満以上が期待できます。
混一色 + 役牌
索子+字牌(發)の手を混一色に切り替え。鳴いても2翻+役牌1翻で3翻が確保できます。
対々和
刻子が多い手なら対々和に切り替え。緑牌以外の刻子も活用できます。
実戦での注意点
索子系の捨て牌が目立つ
緑一色を狙うと、萬子と筒子を大量に切ることになり「索子の染め手」と読まれます。さらに、一索五索七索九索も切るため「緑一色かも」と推測される可能性があります。
五索と七索の処理タイミング
五索と七索は索子ですが緑一色に使えないため切る必要があります。しかし、他家に索子を送りたくない(ポンされたくない)場合は、早めに処理するのが賢明です。
テンパイの形
緑一色のテンパイは、単騎・シャボ・両面(24sの両面のみ)など多様な形が取れます。両面待ちが取れれば最も有利です。
よくある質問
なぜ二索三索四索六索八索が緑なのですか?
麻雀牌のデザインに由来します。索子は「竹の束」を描いた牌で、二索三索四索六索八索の絵柄が緑色(または緑と赤)で描かれています。一索は鳥の絵、五索七索九索は赤色が混ざっているため緑一色には含まれません。
發が手牌になくても緑一色ですか?
一般的なルールでは、發なしでも緑一色は成立します。二三四六八索のみで構成しても問題ありません。ただし、發を必須とするルールもあるため、事前に確認しましょう。
緑一色と清一色は複合しますか?
發を含まない緑一色は索子のみで構成されるため、清一色の条件も満たします。ただし、緑一色は役満なので、清一色の翻数は点数に影響しません。發を含む場合は清一色(数牌1種のみ)の条件を満たさないため複合しません。
緑一色は何回に1回出ますか?
統計的には10,000局に1回程度と言われています。一般的な麻雀プレイヤーが生涯で数回見るかどうかという頻度です。
緑一色を狙っていてバレますか?
索子と發ばかりを残して萬子・筒子を切っていると「索子の染め手」と読まれます。ただし、清一色(索子)との区別は捨て牌からはつきにくいため、緑一色だと特定されることは少ないです。五索や七索を切っている点が手がかりになりますが、通常の清一色でも不要な索子は切るため決定打にはなりません。
緑一色を狙う際の安全牌はどうなりますか?
緑一色を狙うと手牌が緑牌に偏るため、萬子や筒子が安全牌として使えます。降りる際には序盤に切った牌の近くの牌が通りやすいです。
まとめ
- 緑一色は二索三索四索六索八索發の6種のみで作る役満
- 二三四索の順子が使えるため、他の希少役満より柔軟性がある
- 發なしでも成立するのが一般的なルール
- ポンを活用して刻子を集めるのが基本戦略
- 索子が多い配牌では清一色との天秤で進める
- 失敗時は清一色や混一色に切り替え可能