二盃口(リャンペーコー)とは?同種同順2組×2セットで成立する3翻役を解説

二盃口リャンペーコー門前

同じ並びの順子を 2 組ずつ × 2 セット揃えると成立する 3 翻役。門前限定で、形が決まると美しい高打点役ですが、出現頻度は非常に低く「狙って作る」というより「結果として乗る」役です。条件と特殊な制約、一盃口・七対子との関係を整理します。

二盃口(リャンペーコー)とは

二盃口は、同じ種類・同じ並びの順子を 2 組揃えたペアが 2 セットあると成立する 3 翻役です。例えば「1-2-3萬 × 2 + 5-6-7筒 × 2 + 雀頭」というような構成。

「二盃」は2セット、「口」は組のこと。一盃口(同じ順子 2 組 = 1 ペア)が 2 セットあるため「二盃口」と呼ばれます。詳しい役の一覧は麻雀の役一覧表をご覧ください。

成立条件

以下のすべてを満たす必要があります。

  • 門前であること: 鳴いた時点で成立しない
  • 同種同順の順子ペアが 2 セット: 例 1-2-3萬 × 2 + 5-6-7筒 × 2
  • 雀頭は何でも良い: 数牌でも字牌でも可

二盃口の例

例の手牌:

  • 1-2-3萬 × 2(一盃口1ペア目)
  • 5-6-7筒 × 2(一盃口2ペア目)
  • 5-5字牌(雀頭)

これで二盃口成立、3 翻が確定します。

一盃口との関係

一盃口 は同種同順 1 ペアで 1 翻、二盃口は同種同順 2 ペアで 3 翻です。

条件
一盃口同種同順 1 ペア1翻(門前)
二盃口同種同順 2 ペア3翻(門前)

注意点: 一盃口を 2 組重ねた場合は、一盃口 + 一盃口 = 2 翻ではなく、二盃口 = 3 翻として処理されます。一盃口を二重にカウントすることはできません。

誤: 1-2-3萬 × 2 + 5-6-7筒 × 2 + 雀頭
    → 一盃口 + 一盃口 = 2 翻

正: 同じ形 → 二盃口 = 3 翻

二盃口の方が翻数が高くなるよう設計されているため、自動的に上位の役が選択されます。

七対子との排他

七対子(チートイツ) は 7 種の対子で構成する 2 翻役ですが、見た目は二盃口と似ています。

1-1-2-2-3-3 萬 → 七対子の一部 と 1-2-3萬 × 2 = 二盃口の一部 のどちらにも見える

ルール上、この形は二盃口として処理されます。理由は:

  • 七対子は対子のみで構成する役
  • 二盃口は順子で構成する役
  • 両者の構造は両立しない(同じ手牌を両者に解釈することはできない)

このため、二盃口と七対子は 排他関係 にあります。

結果として七対子だけ取りたい場合

「同種同順の順子に分解したくないペアの並び」を意図的に作るのは難しく、対子主体で組んでいたら自動的に二盃口になることが多いです。点数的には 七対子(2 翻)< 二盃口(3 翻)なので、二盃口に化けるのは基本的にラッキーと考えます。

鳴くと消える

二盃口も一盃口と同じく 門前限定。1 回でも鳴くと成立しません。

  • ポン・チー・大明槓・加槓: 即座に不成立
  • 暗槓: 門前を保つので、暗槓 + 二盃口は理論上成立可能(実戦では極めて稀)

ピンフとの相性

二盃口は順子だけで構成されるので、雀頭が役牌でない・両面待ち・などの条件を満たせば ピンフ と複合可能です。

構成翻数
二盃口 + ピンフ4翻(門前)
立直 + 二盃口 + ピンフ5翻(満貫)
立直 + 一発 + 二盃口 + ピンフ + ツモ7翻(跳満)
立直 + 一発 + 二盃口 + ピンフ + ツモ + ドラ18翻(倍満)

二盃口に他役を 2-3 個積めば跳満〜倍満まで届きます。実戦では超レアですが、決まれば局の主導権を握る大物役になります。

出現頻度の低さ

二盃口は出現頻度が非常に低い役です。

  • 同じ数牌が 2 枚ずつ × 6 枚(順子 2 組 × 2 種)必要
  • 雀頭にも 2 枚必要
  • 牌の偏りが必要なので、配牌時点である程度形が見えていないと厳しい

実戦での出現率は 0.1%〜0.2% 程度とされています。狙って作るより、配牌が極端に偏った時に「これは二盃口が見える」と気づいて対応する役です。

作り方のコツ

配牌で「2 ペア 2 ペア」を見抜く

配牌時に「2萬2萬3萬3萬5筒5筒6筒6筒」のように、同じ数牌が 2 枚ずつ並んでいる時は二盃口の可能性。中張牌に偏りがあるかをまず確認します。

ペアを残す捨て牌

「不要に見えるペアでも、二盃口候補なら残す」という判断が必要。手牌のスリム化を優先しすぎると、二盃口の芽を自分で摘んでしまうことがあります。

七対子と二盃口の二択は中盤で決める

序盤は両者の含みを残し、中盤に入ってから:

  • 順子の形が見えてきたら → 二盃口寄り
  • 対子のまま動かないなら → 七対子寄り

と判断するのが実戦的です。

役の構成例

王道の二盃口

1-2-3萬・1-2-3萬・5-6-7筒・5-6-7筒・南南

雀頭が役牌でなければピンフとも複合可。

タンヤオ複合

2-3-4萬・2-3-4萬・5-6-7筒・5-6-7筒・8索8索

すべての牌が 2-8 なのでタンヤオも乗り、二盃口 + ピンフ + タンヤオ で 5 翻、立直で 6 翻、ツモやドラで満貫まで。

よく複合する役

排他的な役

  • 七対子(対子のみと順子の構成が両立しない)
  • 一盃口(二盃口は一盃口の 2 セット版なので、両方は付かない)

まとめ

  • 二盃口は 門前で同種同順 2 ペアの順子 を作ると 3 翻
  • 一盃口の上位互換で、ダブル一盃口扱いはなし
  • 七対子とは排他、ピンフ・タンヤオ・立直とは複合可
  • 出現頻度は極めて低い高打点役
  • 配牌の偏り次第で見える形

実戦では狙うより気付いて対応する役。形が決まると 5-7 翻クラスの満貫帯まで届く爆発力があります。基礎の一盃口ピンフを理解した上で、応用知識として押さえておきましょう。

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